1.はじめに
1-1.はじめに
“bpダウンローダー”は、basepageに登録されたファイルを、お手元のパソコンに保存するためのツールです。
この手引きでは、“bpダウンローダー(機能統合版)”を使用して、basepageに登録されたファイルをダウンロード※1
する方法を解説しています。
機能統合版※2
では、電子納品形式のダウンロード機能(電納ダウンローダー)と、書類目録作成機能が統合され、以下の3種類の方法でファイルをダウンロードすることができます。
1)ファイルダウンロード(通常バックアップ)
2)検査用ダウンロード
3)電子納品媒体ダウンロード
※1 ダウンロード:ネットワーク(インターネット)上にあるデータをパソコンに
取り込んで保存すること
※2 bpダウンローダーVer2.0以降
1-2.システムに必要な環境
・インターネット: 光回線(推奨)、無線LAN、ADSL
bpダウンローダーのダウンロード最大速度は10Mbpsです。
ご利用の回線速度によるダウンロード時間の目安(理論値)
・Microsoft Excel: 2007以降
・圧縮ファイル解凍ソフト: zipファイルが解凍できるもの
bpダウンローダー【機能統合版】はWindows10、11でご利用が可能です。
1-3.作業の流れ
2.bpダウンローダーのインストール
2-1.bpダウンローダーを入手する
basepageにログインし、メイン画面より「ワークフロー」アイテムを選択します。
[ワークフロー]画面のメニューから、[ダウンローダーインストール]をクリックして
インストーラ(setup.exe)をダウンロードしてください。
bpダウンローダーのインストーラーは「電子納品」「ファイルダウンロードツール」ア
イテムからも入手できます。
2-2.bpダウンローダーをインストールする
setup.exeを実行します。
画面の表示に従ってインストールして下さい。
2-3.起動の確認と .NET Framework4.5 のインストール
インストールが完了すると、スタートメニューに [bpダウンローダー] が登録されます。
スタートメニューからbpダウンローダーを起動してください。
■bpダウンローダーが正常に起動する場合
以下のように、bpダウンローダーの接続コード入力画面が表示されて正常に起動する場
合、インストール作業は終了です。
「3.ダウンロードの種類」に進んで下さい。
■エラーが表示され起動できない場合
上記のようなエラーが発生する場合、Microsoft .NET Framework4.5以上のインスト
ールが必要です。
dotnetfx45_full_x86_x64.exe(または、dotNetFx45_Full_setup.exe)を実行して
ください。(Microsoftのダウンロードページ、または弊社「検査用ツールダウンロード
ページ」から入手できます。)
インストーラーを実行するとロゴが表示され、インストールが開始されます。
画面の表示に従ってインストールして下さい。
Microsoft .NET Frameworkのインストールが終了したら、スタートメニューからbpダウンローダーを起動してください。bpダウンローダーのログイン画面が表示されて、正常に起動したらインストールは完了です。
3.ダウンロードの種類
3-1.bpダウンローダーにログインする
bpダウンローダーを起動すると、接続コード入力画面が表示されます。「接続コードを発行」リンクをクリックして下さい。
既にbasepageにログインしている場合、接続コード発行画面が表示されます。ログインしていない場合、IDを入力し、「次へ」をクリックして下さい。
パスワードを入力し、「ログイン」をクリックして下さい。
ログインが完了すると、接続コード発行画面が表示されます。コピーボタンをクリックして下さい。
bpダウンローダーの接続コード入力画面に戻り、接続コード入力欄を右クリックし、ペーストをクリックして下さい。
接続ボタンをクリックすることでbasepageに接続できます。
basepageとの接続が完了すると所属しているチームが表示されます。
3-2.ダウンロードの種類を選択する
目的に応じて、3種類のダウンロード方法を選択することができます。
使用したいダウンロード方法のタブをクリックしてください。
■ファイルダウンロード
ファイルキャビネットに保存されているファイルと、ワークフロー文書をダウンロードして、
パソコンに保存します。
一般的なデータのバックアップ機能です。チーム終了時のデータ保存などに使用します。
4.ファイルダウンロード をご覧ください。
■検査用ダウンロード
中間検査や完成検査用に、データをダウンロードして書類目録を作成します。
ダウンロードされるデータは、上記“ファイルダウンロード”と同じですが、検査用書類目
録に必要なデータも作成され、ワンクリックで書類目録(エクセル)が作成できるように
なります。
5.検査用ダウンロード をご覧ください。
■電子納品媒体ダウンロード
設定された要領に準じた電子納品形式で、ワークフロー文書をダウンロードします。
ダウンロードしたデータは、市販の電子納品媒体作成ソフトに取り込んで、取り纏めること
ができます。
6.電子納品媒体ダウンロード をご覧ください。
4.ファイルダウンロード
4-1.ファイルダウンロード
ファイルダウンロードは、basepageに保存されたファイルを手元のパソコンにフォルダイメージでダウンロードします。一般的なデータのバックアップ機能です。
[ファイルダウンロード]タブを選択します。(起動時は初期選択)
チーム名をクリックするか、チーム名の左にあるをクリックすると、ファイルキャビネットの構成とファイル情報、およびワークフローアイテムを利用している場合、ワークフローの構成と文書情報を取得します。
4-2.ダウンロードする対象を設定する
■チーム内のファイルを全てダウンロードする場合
チーム内の全てのファイルをダウンロードする場合は、ダウンロードしたいチームを選択
して、[ダウンロード]アイコンをクリックしてください。ファイルキャビネットとワ
ークフローに保存されている全てのファイルがダウンロードされます。
■フォルダやファイルを選択してダウンロードする場合
フォルダやファイルを選択して部分的にダウンロードする場合は、ダウンロードしたいフ
ォルダを選択して、[ダウンロード]アイコンをクリックします。
チーム名またはフォルダの左にある をクリックするか、フォルダのアイコンをダブル
クリックすると子フォルダが展開されます。
一度ダウンロードを行った後、フォルダやファイルに追加や変更があった場合など、該当
フォルダのみダウンロードすることができます。
上記の場合、ワークフローの「工事打合せ簿(受注者発議)」以下、子フォルダを含むフ
ォルダとファイルがダウンロードされます。
4-3.ダウンロードを実行する
[ダウンロード]アイコンをクリックすると、ダウンロード先フォルダの設定画面が表示されますので、[参照]ボタンをクリックしてダウンロード先フォルダを指定して下さい。
ダウンロード先フォルダに、以前にダウンロードされた同じチームのデータフォルダが存
在する場合、既存のデータに上書きされます。既存のフォルダやファイルが、上書きする
データに無い場合、削除されず、そのまま残りますので、成果品を作成する場合には注意
してください。
既存のフォルダは移動するか、削除してからダウンロードしてください。
[ダウンロード]ボタンをクリックすると、ダウンロードが開始されます。
ダウンロードの進捗状況が表示されます。
以下のメッセージが表示されればダウンロードは完了です。
エクスプローラーが起動し、ダウンロード先のフォルダが表示されます。
指定したダウンロード先に、以下のようなフォルダで保存されます。
[1038]フォルダ : ファイルキャビネット
[10011]フォルダ : ワークフロー
ファイルダウンロードの作業は以上です。
7.アイコンについて をご参照ください。
参考)フォルダを選択してダウンロードを実行する
ダウンロード実行時に、[詳細]ボタンより、フォルダ毎にダウンロードの有無を設定することができます。
全体のダウンロードサイズが大きいデータや、回線速度の問題でダウンロードに時間がかかる環境において、一度全てのファイルをダウンロードした後に、追加や変更が発生したフォルダのみを追加ダウンロードする場合に有効です。
ダウンロード先フォルダに、以前にダウンロードされた同じチームのデータフォルダが存
在する場合、既存のデータに上書きされます。既存のフォルダやファイルが、上書きする
データに無い場合、削除されず、そのまま残りますので注意してください。
[詳細]ボタンをクリックします。
[フォルダ]タブをクリックします。
ダウンロードが開始されます。
5.検査用ダウンロード
5-1.検査用ダウンロード
検査用ダウンロードは、オフラインでの中間検査や完成検査用に、手元のパソコンにファイルをダウンロードし、書類目録を作成します。
[検査用ダウンロード]タブを選択します。
チーム名をクリックしてください。
必ず検査用のダウンロードを実行したいチーム名を選択している状態(青色)にしてく
ださい。それ以外を選択している場合、全てのデータがダウンロードされません。また、
ダウンロード後に作成される書類目録一覧が正しく作成されません。
5-2.検査用ダウンロードを実行する
[ダウンロード]アイコンをクリックすると、ダウンロード先フォルダの設定画面が表示されますので、[参照]ボタンをクリックしてダウンロード先フォルダを指定して下さい。
ダウンロード先フォルダに、以前にダウンロードされた同じチームのデータフォルダが存
在する場合、既存のデータに上書きされます。既存のフォルダやファイルが、上書きする
データに無い場合、そのまま残りますので、成果品を作成する場合には注意してください。
既存のフォルダは移動するか、削除してからダウンロードしてください。
検査用ダウンロードでは、[詳細]ボタンで設定を行わないでください。正しい書類目録が
作成できません。
[ダウンロード]ボタンをクリックすると、ダウンロードが開始されます。
ダウンロードの進捗状況が表示されます。
以下のメッセージが表示されればダウンロードは完了です。
5-3.書類目録を作成する
ダウンロードが完了すると、「書類目録作成ツールVer#.xls」が自動的に起動します。
起動時に「セキュリティの警告」が表示される場合、マクロを有効にしてください。
Microsoft Excel 2013以降
[コンテンツの有効化]をクリックしてください。
設定がよくわからない場合は、Microsoftなどのページで検索して設定してください。
マクロを有効にしたら、“検査シート作成”欄の[実行]ボタンをクリックします。
書類目録の作成処理が開始されます。処理状況が100%になれば完了です。
処理時間は登録する文書の数により変わります。
書類目録作成ツールの操作については、別冊「書類目録作成マニュアル【操作編】」をご
覧ください。
検査用ダウンロードは以上です。
7.アイコンについて をご参照ください。
6.電子納品媒体ダウンロード
6-1.電子納品媒体ダウンロード
電子納品媒体ダウンロードは、basepageに保存されているファイルを、市販の電子納品媒体作成ソフトに取り込めるように、電子納品に関する要領・基準のうち、一般土木「工事完成図書の電子納品等要領」に準じた形式で、ダウンロードを行います。
“電子納品媒体ダウンロードで作成したデータ”は“電子納品成果品”ではありません。
“電子納品媒体ダウンロードで作成したデータ” ≠ “電子納品成果品”
情報共有システム上で扱う工事書類には、電子納品を行うために、後から設定が必要な項
目があります。電子納品に必要な情報が全て揃っている訳ではありません。また、情報共
有システムでは、工事書類以外のファイル(図面や写真など)は扱いません。
従って、電子納品成果品を作成するためには、情報共有システムからダウンロードしたデ
ータを、他の必要なファイルと併せて、市販の“電子納品媒体作成ソフト”に取り込んだ
上で、必要なデータを全て設定する必要があります。
[電子納品媒体ダウンロード]タブを選択します。
チーム名をクリックしてください。
チームのデータを取得すると、“電子納品”タブが表示されます。
それぞれの項目をクリックすると、該当チームの電子納品アイテムに移行します。
6-2.電子納品媒体ダウンロードを実行する
[ダウンロード]アイコンをクリックすると、ダウンロード先フォルダの設定画面が表示されますので、[参照]ボタンをクリックしてダウンロード先フォルダを指定して下さい。
ダウンロード先フォルダに、以前にダウンロードされた同じチームのデータフォルダが存
在する場合、既存のデータに上書きされます。既存のフォルダやファイルが、上書きする
データに無い場合、そのまま残りますので、成果品を作成する場合には注意してください。
既存のフォルダは移動するか、削除してからダウンロードしてください。
[ダウンロード]ボタンをクリックすると、ダウンロードが開始されます。
ダウンロードの進捗状況が表示されます。
以下のメッセージが表示されればダウンロードは完了です。
指定したダウンロード先に、以下のようなフォルダで保存されます。
[DISK01]フォルダ: 電子納品媒体ディスクイメージ
[MEET]フォルダ: 工事書類格納フォルダ
[INDEX_C.XML]: 工事管理ファイル [INDE_C05.DTD]: DTDファイル
7.アイコンについて
7-1.アイコンについて
ダウンローダーの画面上部に表示されるアイコンには以下の機能があります。
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